Tennis team "Dan-Gan" staff blog 今年で８年目を迎えたテニスチーム弾丸のスタッフのブログです。

忘れもしない２００２年、プロ野球日本シリーズ巨人対西武ライオンズ。

巨人が４勝０敗で日本一になって歓喜に酔いしれていた矢先、突然一番好きだった松井が「ＦＡでメジャー移籍を決断した」と宣言。
それから１週間、その事を飲み込めずにいた僕の心はずっと漆黒に包まれたままだった。
契約がまとまり翌年、松井は海を渡りニューヨークヤンキースへ移籍。
ヤンキースは巨人と同じ名門中の名門。
優勝することを義務づけられた常勝軍団だ。
プレッシャーもほかの球団とは比べものにならない。

そこに松井はワールドチャンピオンになるためにやってきた。

移籍１年目いきなりワールドシリーズに出場するも、あと１歩のところで勝利を逃す。
それ以降、自身の成績とは裏腹に６年間ワールドシリーズから遠ざかることとなる。

そして今日遂に松井の夢は現実とものとなった。

７年の歳月を経てようやく辿りついた世界一。
このシリーズは大活躍で、しかも今日の最終戦は３安打６打点の大爆発で誰がみても文句なしの日本人初ワールドシリーズＭＶＰを獲得。

７年かかって松井は僕に答えを出してくれた。

「アメリカに行ったのは間違いじゃなかった」と。

今年はヤンキースとの契約最終年。
春先から「ヤンキースでプレーするのは今シーズン限り」と常に噂されていたけれど、
出来るなら来年もずっとあのピンストライプでプレーを続けて、僕たちに夢を与えてほしい。

そしてあとひとつ、松井が去ってから１度も日本一になっていない巨人７年ぶりの優勝を僕は信じている。